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<<   作成日時 : 2017/04/19 11:01   >>

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亜細亜最新情報 ★ブレイクタイム★
●なぜ李登輝台湾元総統は日本の「武士道」の教えを伝え続けるのか
元台湾総統の李登輝氏が高齢にもかかわらず、たびたび日本を訪れ青年たちを叱
咤激励していたことをご存知でしょうか。李登輝元総統を突き動かす原点とも言え
る新渡戸稲造の『武士道』を取り上げ、先人が700年という歳月をかけて育て上げ
てきた「日本人の基本精神」について考察しています。
★武士道〜先人からの贈り物
「いまだかって、私は『尊敬できる日本』という言葉を聴いたことがありません」とは、
2009年9月5日に元台湾総統の李登輝氏が、東京青年会議所の約2,000人の
聴衆に向かって語った言葉である。
総統退任後、残された人生を台湾人、そして日本人を励ますために使うと話してい
た李登輝氏だが、87歳の高齢にして、心臓に持病を持つ身でありながら、まさに自
分の命の限りを尽くして、日本の青年たちに語りかけている。氏を駆り立てているの
は何なのか?
ブログ『台湾は日本の生命線!』は、こう語っている。
…日本に対し、増大する中国の軍事的脅威から東アジアを防衛するため、日台が
「運命共同体」「生命共同体」であることを繰り返し訴え続けている。「台湾は日本
の生命線だ」「台湾が中国に取られれば日本は終わりだ」と。
李登輝氏が最も日本人に伝えたいのは、まさにこれであるはずだ。「かつてのよう
な智恵と勇気に溢れる日本と言う国を取り戻せ」と、日本人を激励しているとしか思
えない。
「君は君、我は我なり、されど仲良き」
李登輝氏はその講演では、『竜馬の「船中八策」に基づいた私の若い皆さんに伝
えたいこと』と題して、幕末に坂本龍馬の提示した近代日本の国家像に倣(なら)
って、今後の日本のあるべき姿を語った。
たとえば、第4議の「外国の交際広く公議を採り、新に至当の規約を立つべき事(
外交は公論に従って、新たに対等の条約を結ぶ)」に基づいて、李登輝氏はこう説
いている。
アメリカへの無条件の服従や中華人民共和国への卑屈な叩頭外交、すなわち、
頭を地につけて拝礼するような外交は、世界第二位の経済大国の地位を築き上げ
た日本にそぐわないものです。
特に、これからの日本と中華人民共和国との関係は、「君は君、我は我なり、され
ど仲良き」という武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ)の言葉に表されるような、「け
じめある関係」でなければならないと思います。
(『愛知李登輝友の会ブログ「【李登輝講演録全文】竜馬の「船中八策」に基づい
た私の若い皆さんに伝えたいこと」)
この言葉から思い起こされるのが、李登輝氏の総統時代の対中外交である。
たとえば、私の総統時代、中共から絶えず激しい挑発を受けました。すると、台湾
の国民も大きく動揺して、「とにかく恭順の意を表しておこう」という者や、「いや徹
底的に戦って相手を屈服させよう」という者など、さまざまな人々からさまざまな反
応が出てきます。こういうときにこそ、もっと大局的な視座からもっと大きな判断を
打ち出すのが、民の上に立つ者の務めだと痛感しました。…
台湾に対しても中共は絶えずミサイルなどで脅しをかけてきます。しかし、それぐら
いでぐらつくほど「新台湾」はひ弱ではありません。
あんなものは、単なるブラフ(JOG注:脅し)にしか過ぎない。大陸は、台湾に対し
て80発ぐらいのミサイルを重要な個所に撃ち込めると言っています。しかし、私た
ちは、それに対する態勢も十分に完備していますから、文字通り「備えあれば憂
いなし」で全く恐れてはいないのです。
(『「武士道解題」 ノーブレス・オブリージュとは』李登輝 著/小学館)
中共のミサイルなにするものぞ、と立ち向かう李登輝氏の姿は、まさに日本の古武
士の姿を見るが如くである。
李登輝氏の新渡戸稲造との出会い
上記の引用は、李登輝氏が新渡戸稲造の英文著書『武士道』を解説した本の一節
である。この『武士道』は、新渡戸稲造が国際社会にデビューしたばかりの日本の
精神伝統を説くために、1900(明治33)年1月に英文で刊行したものだ。
時のアメリカ大統領セオドア・ルーズベルトは徹夜でこの本を読破し、感動のあまり、
翌日ただちに数十冊を購入して、世界中の要人に「ぜひ一読することを勧める」とい
う献辞を添えて送り、ホワイトハウスを訪れる政・財・官界の指導者たちにも手ずか
ら配ったという。
この4年後に勃発した日露戦争で、日本軍は「武士道」に則った戦いぶりを見せ、
世界を感動させた。乃木将軍や東郷元帥が日本古武士の典型として国際社会か
らの尊敬を受けた。ルーズベルト大統領も日露講和の仲介を買って出た。
その新渡戸稲造の著書に、どうして李登輝氏が関心を持ち、自ら日本語で直接、そ
れも文庫本で300頁以上もの解説書を書くことになったのか。
昭和15(1940)年、日本統治下の台湾で、旧制の台北高校に進んだ李登輝青年は、
図書館で多くの書物を読み漁っているうちに、新渡戸稲造の講義録を見つけた。
新渡戸稲造は『武士道』を刊行した翌年、明治34(1901)年に台湾総督府の農業指
導担当の技官として赴任し、台湾製糖業の発展に大きな貢献を為したのだが、毎
年夏に台湾の製糖業に関係している若き俊秀たちを集めて講義をしていた。それは
イギリスの思想家トーマス・カーライルの哲学書を解説した講義だったが、その講義
録を読んで李登輝氏は新渡戸稲造の偉大さに心酔するようになり、新渡戸の著書
をすべて読んでいった。その過程で出会ったのが『武士道』だった。
「公義」
中国からのミサイルの脅しに対して、敢然と立ち向かう姿は、いかにも勇ましい武
士らしき姿だが、新渡戸稲造が説き、李登輝氏が解説する「武士道」とは、そのよう
な「勇」一辺倒のものではない。
新渡戸は、武士道の徳目の最初に「義」を挙げている。「義」とは「義務」であり、「義
理」すなわち「『正義の道理』が我われになすことを要求し、かつ命令するところ」と
言う。孟子が「義は人の路なり」とし、キリスト教で「義」は神からの要求であるとする
のも、同様の意味である。
李登輝氏は「義」は「個人」のレベルに閉じ込めておくべきことではなく、必ず「公」の
レベル、すなわち「公義」として受け止めなければならない、と説く。それは社会のた
めに各人が為すべき事を指す。
人の生き方として実践を重んずる武士道は、「義」について抽象的哲学的にあれこ
れと論じたりはしなかった。それよりも「義を見てせざるは勇なきなり」の一言で、武
士としての生き方を表現した。武士道の2番目の徳目である「勇」とは、あくまで「
義」を実践する時の姿勢であって、「義なき勇」は「匹夫の勇(思慮分別なく、血気に
はやるだけのつまらない人間の勇気)」として、軽蔑された。
「義を見てせざるは勇なきなり」
新渡戸稲造の生き方そのものに「義を見てせざるは勇なきなり」があった、と李登輝
氏は説く。
新渡戸稲造先生が台湾に来てくれるよう要請されたとき、彼はまだアメリカにおり、
健康状態もかなり悪かった。しかし、「義を見てせざるは勇なきなり」の武士道精神
に基づいて、総督府の一介の技官(地方の課長)という大して高くもないポストに従
容(しゅうよう)として赴き、いったん現地に入ったからには命を賭して大事業の成就
に向かって全力疾走を続けたのです。なぜなら、国家がそれを必要としていたからで
す。これこそ、「武士道」の精華であらずして何でありましょう。(同上)
李登輝氏自身の生き方も同様である。進学先の大学を決めるときにも、何の迷いも
なく、新渡戸稲造が学んだ京都帝国大学の農学部農林経済学科を選んだ。立身出
世のためなら、東京帝国大学で法律を学んでエリート官僚となる道を選ぶこともで
きた。しかし、台湾の発展のためには、新渡戸と同じく農林経済を学ぶべきだと考え
たのだろう。
しかし、天は李登輝氏に学者としての道を歩ませなかった。
私事にわたりますが、もともと学者か伝道者として生涯を全うしようと思っていた私が、
思いがけなくも政治の道への足を踏み入れてしまったのも、いまにして思えば、「天
下為公(JOG注:天下をもって公となす。天下は公のもの)「滅私奉公」といった武士
道精神に無意識のうちに衝き動かされてのことであったように感じられてなりません。
(同上)
「中華人民共和国」という擬制
李登輝氏に政治家への道を歩ませた一因は、祖国台湾を覆う中国の脅威であった。
そもそも、「中華人民共和国」という擬制そのものが、根本的に嘘ではないですか。
孫文の「三民主義」を実現するための国家体制であると広言しながら、かつて民主
主義的だったことがありますか?「人民」に対して自由や平等を許容したことがあり
ますか。天安門事件にしても、チベット抑圧政策にしても、法輪功弾圧にしても、す
べてが独裁国家的で、冷酷かつ残忍なことばかりしてきている。いったい、何万人、
何百万人の無辜(むこ)の民を殺してきたというのですか。(同上)
この「中華人民共和国」が、「祖国統一」というもう一つの「擬制」のもとで、「台湾は
中国固有の領土」「同じ中国人どうし」という「嘘」をつき、台湾併合を狙っている。
私は、これまで一度たりとも「統一には絶対反対する」などと言ったことはありません。
中国の指導者が嘘をつくのをやめ、本当に自由で民主主義的な体制をつくるように
なれば、いつでも統一に応じる用意がある、と言い続けてきたのです。それまでは、
台湾の人々のために、万民のために、一国の責任ある指導者として「特殊な国と国
との関係」という現実を維持しないわけにはいかない、とだけ言ったきたのです。
それなのに、彼らは自己権力を保持し拡大したいということばかりに気をとられて、
最も大切な国民の自由や幸福を追求する基本的な権利まで、一方的かつ完全に踏
みにじってしまっている。そして、このような、ごく当たり前の「公義」を述べる私のこ
とが目障りで恐怖心さえ覚えるからでしょうか、平然と虚偽に充ちた個人攻撃を仕掛
けてきている。(同上)
中国の独裁政権は国家を私し、国民を搾取している。台湾の民をそんな体制に住ま
わせるわけにはいかない、というのが、李登輝氏の「義を見てせざるは勇なきなり」な
のである。
「公義」と「友愛」
87歳の高齢にして病身の李登輝氏が、中国の反発と日本政府の抵抗を押し切って
来日し、日本の青年に語りかける姿も同じく「義を見てせざるは勇なきなり」の心から
だろう。
中国の独裁体制による脅威という点では、日本と台湾は運命共同体である。台湾が
中国の支配下に入れば、西太平洋は「中国の海」となり、海上輸送のライフラインを
握られた日本は中国に膝を屈せざるを得なくなる。そのような日台両国民の不幸を
避けるために、李登輝は高齢を押して、台湾と日本の人々に語り続けているのである。
蔵にあるものは蔵から出せば良い
国内の諸問題についても、同様である。
しかるに、まことに残念なことには、1945(昭和20)年8月15日以降の日本におい
ては、そのような「大和魂」や「武士道」といった、日本・日本人特有の指導理念や道
徳規範が、根底から否定され、足蹴(あしげ)にされ続けてきたのです。…
いま日本を震撼させつつある学校の荒廃や少年非行、凶悪犯罪の横行、官僚の腐
敗、指導者層の責任回避と転嫁、失業率の増大、少子化など、これからの国家の存
亡にもかかわりかねないさまざまなネガティブな現象も、「過去を否定する」日本人の
自虐的価値観と決して無縁ではない、と私は憂慮しています。(同上)
武士道は、我々の先人が700年の時間をかけて国民精神の根幹として育て上げて
きたものである。それを戦後の70年ほど、我々は「お蔵入り」させていたわけだが、
蔵にあるものは蔵から出せば良い。
李登輝氏は『武士道解題』を次のような言葉で結んでいる。
最後に、もう一度繰り返して申し上げておきたい。日本人よ自信を持て、日本人よ「
武士道」を忘れるな、と。
●なぜロシア地下鉄テロは起きたのか。現地在住邦人が内情レポート
世界各国で連日のように発生しているテロ事件。つい先日も、ロシアのサンクトペテ
ルブルクで地下鉄爆破テロが起こり、14名の尊い命が奪われました。このような卑劣
な犯行を、「宗教的な問題」ということで片付けて良いものなのでしょうか。北野さんは、
ロシアで目の当たりにした差別を例に挙げながら、「移民たちの怒り」とテロの関係に
ついて論じています。
テロはなぜ起こる?
皆さんご存知と思いますが、ロシア・サンクトペテルブルグの地下鉄で4日、テロが起
こり、14人が亡くなりました。犯人は、中央アジア・キルギス生まれのウズベキスタ
ン人、アクバルジョン・ジャリロフだそうです。イスラム国(IS)との関係が指摘されてい
ます。
この事件を深堀りはしません。「なぜテロは起こるのか?」について考えます。日本も
「他人事」ではないからです。
テロの動機は、差別への怒り
ニューズウィーク日本語版4月5日から引用します。
容疑者ジャリロフはキルギス生まれのウズベク人。民族衝突で家を追われてロシアに
移り、サンクトペテルブルクの寿司バーで働いていた。ジャリロフのようにロシアで働く
中央アジア出身者は、ISISなどの過激派グループにとって格好のリクルートの場だ。
ロシアでは現在、何十万人もの中央アジア人が暮らしている。職を求めて移住してき
た人々だ。彼らの多くは、建設現場など、低賃金で劣悪な条件の労働環境で働いてい
る。
ジャリロフがなぜ自爆テロを行ったのかはまだわからないが、出稼ぎ労働や経済的な
極限状態が中央アジア人の過激化の大きな原因になっているのは確かだ。
私はこの文を読んで、「そのとおりだ!」と思いました。実際、私が一歩家から外に出
れば、道路の清掃をしている人、雪かきをしている人、工事現場で働いている人などは、
中央アジア系の人ばかりです。
私は(同じアジア系の)日本人ですから、近所の中央アジア人と普通に話せます。ほ
とんどの人は、いい人です。しかし、ニューズウィークで書かれているような理由で、
「怒り」を胸に秘めている人たちも、やはりいるのです。
麻薬を売ってリッチになることを夢見るタジク人
私がいつも行く洗車場では、中央アジア・タジキスタンの人がたくさん働いています。
私は、ある男性に、「モスクワでの生活どう?」と聞いてみました。すると、「タジキス
タンには仕事がないからモスクワにきたけど、全然楽じゃないね。洗車場で安月給、長
時間労働でこき使われて…」(それでも、彼は、マジメに洗車してくれます。モスクワに
ももちろん「自動洗車」はありますが、車の中まできれいにしたいときは、「人力」の洗
車に行きます)。
その後、彼は非常に興味深いことをいいました。
「麻薬の売買しているタジク人は、みんなリッチに暮らしているよ。俺もよく誘われるん
だけど、アラーの教えに反していると思うから断ってんだ」
ロシアで流通している麻薬は、アフガニスタンから中央アジアを経由して入ってくるそ
うです。私は、「誘惑に負ける人もいるだろうな〜」と思いました。
過酷、低賃金、長時間労働に嫌気がさし、一部の男性は、麻薬の売買に走る。一部
の女性は、売春に走る。これは、どこの国でも同じです。日本だって、外国人を入れ
てこき使っていたら、そうなります。
サッカー敗戦の「うさばらしサンドバック」にされるキルギス人
テロがらみで思い出したことがもう一つあります。もうだいぶ前になりますが、テレビを
見ていたら、キルギスの駐ロシア大使が出ていました。
なんでも、サッカーの試合で自分の応援するチームが負けた。すると、一部のサッカ
ーファンは、道路の清掃をしているキルギス人を殴ったり、蹴ったりして、「うさばらし
」をするというのです。その場には、ロシアのサッカー協会のお偉いさんもいたので
すが、そういう現象があることを認めました。
皆さん、こういう状況をイメージしてみてください。家族を養うために外国に来て、スタ
ジアムのまわりの清掃をしていた。そしたらアグレッシブなサッカーファンが複数やっ
てきて理由なく暴行を加えられる。しかも、何度も何度も、同じことが繰り返される。
彼ら(犯人)が捕まることはない。このキルギス人の憤りは、いかばかりでしょうか
? この彼が、ISから、「一緒に復讐しよう!」と勧誘されたら入りたくならないでしょ
うか?
誤解のないように書きますが、ほとんどのロシア人はいい人です。そして、ほとんど
の中央アジア人もいい人です。しかし、ごく一部の人の対立が、やがて「民族間の
対立」に発展していく。そういうことなのです。
日本も要注意
もう一度、ニューズウィークを引用してみましょう。
ロシアでは現在、何十万人もの中央アジア人が暮らしている。職を求めて移住して
きた人々だ。彼らの多くは、建設現場など、低賃金で劣悪な条件の労働環境で働
いている。
ジャリロフがなぜ自爆テロを行ったのかはまだわからないが、出稼ぎ労働や経済的
な極限状態が中央アジア人の過激化の大きな原因になっているのは確かだ。
日本政府は今、「日本国民が嫌がる仕事は、外国人にやらせればいいや!」という
「差別的」な動機で、3K外国人労働者をどんどん入れています。そして、彼らの多
くは、低賃金、長時間労働。まさに、ニューズウィークのいう「劣悪な条件の労働環
境」で働いている。まだ欧米に比べ数が少ないので顕在化していませんが、もっと
数が増えれば、必ず問題が起こってくるでしょう。
欧米やロシアは、「移民政策が間違っていたこと」をようやく認識し、変わりつつあ
ります。イギリスは、「移民、難民受け入れを強制されたくない」とEU脱退を決め
ました。アメリカでは、「移民大量受け入れ反対派」のトランプが大統領になりまし
た。
そう、日本がマネしている欧米の政策は、「完全失敗した政策」なのです。それを
わざわざマネる政治家は、亡国の意図があるか、よほどの勉強不足に違いありま
せん。日本が、欧米、ロシアの過ちを繰り返さないことを、強く願っています。



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